FRAGMENTS

COMPUTER GRAPHICS
フォトリアルなCG人物制作

Production details

フォトリアルな人物のモデリングに挑戦しました。いかにもCGで制作されたような均一が取れた美人すぎる造形をできるだけ避け、リアルな肌の質感やメイクを試行錯誤しながら再現していきました。

First step

CG制作にはMAYAを使用しています。ツールのZ Brushで、粘土のようにブラシを使ってこねながら造形していきます。この段階ではアナトミーと言われる人間の骨格や内部構造を正確にとらえることが非常に重要になってきます。ここを怠ると後工程でいろんなアングルから見た時に違和感のある人物造形になるので注意が必要です。WEBや書籍で骨格の特徴がわかる資料を大量にかき集め、骨格の細かな隆起など観察していきます。

Process

当初制作した顔のモデル。これはこれで悪くないですが、比率をきれいに整えすぎて嘘っぽさが残っています。完璧な骨格を持つ人間は存在しないので、もう少しリアルにできないか試行錯誤していきます。ただ比率を崩しすぎると魅力的ではなくなっていくので、そのバランスが難しいです。

髪型がゲームやアニメによりすぎていると思ったので、一般的な日本人女性の髪型に近づけていきます。この段階でも日本人女性の参考資料をかなりの数集めて研究していきました。そして落ち着いた髪型がこちらです。

Final image

最終的にはメイクのリアリティを向上させるために、デパートの化粧品売り場でアドバイスもらったりしながら、細部までこだわっていきました。メイク色の重ね方やムラ、肌の下の血管などを感じさせる最終調整をしていきます。まつ毛や眉毛の質感にも最大限こだわっていくことでリアルな日本人女性のCGモデリングが完成しました!!かなりリアルにモデリングできたと思うのですがいかがでしょうか?